Appleの審査でリジェクトを受けて、そのときに .crash ファイルが添付されていたとき用の備忘メモ。
.crash ファイルの中身はログなのでそれを見て対処します。
.crashファイル、そのままでは内容の理解が難しいです。
クラッシュした箇所が「どのファイルの何行目なのか」がわかりません。
そこで必要となるのがこの2つ。
@.dSYMファイル ※申請時に.app ファイルと一緒にビルドされるはず
A.appファイルと.dSYMファイルを使って.crash内の数値を文字に変換する「symbolicatecrash」
@
.dSYMファイルの場所は、.appファイルと同じ場所にあります。
ターミナルで見ると↓
/Users/[ユーザー名]/Library/Developer/Xcode/DerivedData/
Finderで見ると↓
Macintosh HD > ユーザ > [ユーザー名] > ライブラリ(隠しディレクトリ) > Developer > Xcode
> DerivedData > [該当プロジェクト] > Build > Products
A
「symbolicatecrash」がある場所↓
ターミナルで見ると↓
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer
/Library/PrivateFrameworks/DTDeviceKit.framework/Versions/A/Resources/
都度このパスを書くのは大変なので、シンボリックリンクを作りました。
$ sudo ln -s /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer
/Library/PrivateFrameworks/DTDeviceKit.framework/Versions/A/Resources/symbolicatecrash ./symbolicatecrash
これで「.appファイル」「.dSYMファイル」「symbolicatecrash」が揃ったので「.crashファイル」の中身を見てみます。
$ symbolicatecrash [アプリ名].crash [アプリ名].app.dSYM/
こうすることで、「どのファイルの何行目なのか」かがわかるようになります。
注意することは、申請後にビルドしてしまい.dSYMファイルが上書きされてしまってはダメという点です。
審査が通るまでは、念のためバックアップを取っておくとよいと思います。
【参考】
symbolicatecrash には .crash と .app.dSYM/ と .app/ が必要:
http://www.moonxseed.com/2012/11/10/symbolicatecrash-%E3%81%AB%E3%81%AF-crash-%E3%81%A8-app-dsym-%E3%81%A8-app-%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81/
2013年02月28日
[iOS] 審査でリジェクトを受けて .crash ファイルを受け取ったときの対応
posted by be-style at 01:22| Comment(0)
| iOS
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