2013年08月28日

[Web] AWSを使ってみる Eクーロンとシェルスクリプトを使ってPHPを定期実行

色々と準備が出来たところで、やっとアプリで使うPHPを作ることができます。
流れはこんな感じです。

@EC2でPHPを作ってコンソール画面から実行してみる
APHPをクーロンで実行してみる
Bシェルスクリプトを利用する
C修正後のクーロン
Dデバッグ用に時間を出力する



@EC2でPHPを作ってコンソール画面から実行してみる

Webブラウザを通して実行していたPHPですが、内部処理だけに使いたいときは
コンソールから実行しています。

$ php -f ~/[PHPファイル名].php [パラメーター]  ←ホーム( ~/ )にPHPファイルを置いてます

PHPの中身↓
==================================================
// PHPのパラメーターを取得
$var = array_reverse(explode('=',$_SERVER['argv'][1]));
echo "$var[0]"; ← PHP実行コマンドのパラメーターが表示される
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【参考】
第 43章PHP をコマンドラインから使用する


APHPをクーロンで実行してみる

毎度手作業でPHPを実行するのは大変なので、
クーロンを使って定期的に実行してもらいます。

クーロンの状況について順番に確認していきます。
● 実行されているか
/etc/rc.d/init.d/crond status

● 2から5がONになっているか
chkconfig --list crond

● crontab に実行権限があるか
ls -la /etc/crontab

● cronの実行ログを確認
sudo tail -f /var/log/cron

● クーロンの編集 ※ここで実行したいPHPについて記述
crontab -e

例として、こんな感じです↓
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* * * * * /usr/bin/php -q ~/[PHPファイル名].php 2 >> ~/test.log;
→PHPファイルにパラメーター「2」を渡して”毎分”実行。ログを test.log に追記する。
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● 中身を削除
crontab -r

● 登録状況を確認
crontab -l

【参考】
はじめての crontab / crontab コマンドの使い方
[サーバ]crontabがどうしても動かないときに確認すべき3つの点+α
"crontab" 指定した時間にコマンドを自動実行 @LCD -Linux Command Dictionary- 【山澤】
[FedoraCore6][apache]cronでphpAdd Star

クーロンの最小実行単位時間は「分」ですが、sleep コマンドを使うと”秒単位”にすることができます。

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* * * * * sleep 1; /usr/bin/php -q ~/[PHPファイル名].php 2 >> ~/test.log; ←毎分「1秒」に実行
* * * * * sleep 2; /usr/bin/php -q ~/[PHPファイル名].php 2 >> ~/test.log; ←毎分「2秒」に実行
* * * * * sleep 3; /usr/bin/php -q ~/[PHPファイル名].php 2 >> ~/test.log; ←毎分「3秒」に実行
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【参考】
crontab 秒間実行について

これで秒単位で実行できるぞー、と安心したのも束の間、
この方法だと「sleepで指定した時間、コンソールが固まる(sleepを実行してるから)
という事態に陥ってしまいました!

sleep 1000; とか記述してたので、使えるようになるまでかなり待ちました orz
そんな時に見つけた方法が、「クーロン + シェルスクリプト」という方法でした。


Bシェルスクリプトを利用する

シェルスクリプトは、コンソールで実行したいコマンドをファイルにまとめて記述したファイルのことです。
シェルスクリプト( .sh ファイル )を実行すると、中身に記述されたコマンドが実行されます。

下の例だと、毎秒PHPファイルを実行しつつ、各回に1から10のパラメーターを渡しています。

0秒目 : PHPを実行(パラメーター = 1)
1秒目 : PHPを実行(パラメーター = 2)
2秒目 : PHPを実行(パラメーター = 3)

という感じです。
~/test.sh ↓
==================================================
#!/bin/sh
for i in `seq 1 10`
do
/usr/bin/php -q ~/[PHPファイル名].php $i >> ~/test.log;
sleep 1
done
exit 0
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C修正後のクーロン

Bでシェルスクリプトが出来たので、Aのクーロンを修正します。
下の修正では、3分かけてPHPファイルを30回実行した例です。

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1 * * * * sh ~/test1.sh ←毎時「1分」に実行 ※0秒から9秒の間に毎秒実行される
2 * * * * sh ~/test2.sh ←毎時「2分」に実行 ※0秒から9秒の間に毎秒実行される
3 * * * * sh ~/test3.sh ←毎時「3分」に実行 ※0秒から9秒の間に毎秒実行される

※test1.sh, test2.sh, test3.sh の中身は部分的に修正しています↓
・test1.sh → for i in `seq 1 10`
・test2.sh → for i in `seq 11 20`
・test3.sh → for i in `seq 21 30`
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【参考】
シェルスクリプト入門 [制御構文]
for 文の使用方法


Dデバッグ用に時間を出力する

Cがちゃんと時間通りに実行されているかについて、PHPから時間を出力して確認したいとき
「strtotime()」を使いましたが、デフォルトの状態では警告が出てしまします。
そのときは、php.ini の一部を書き変える必要がありました。

$ sudo vim /etc/php.ini
;date.timezone =

date.timezone = "Asia/Tokyo"

PHPでの記述例↓
==================================================
$now = strtotime("now");
echo date('Y-m-d H:i:s', $now) . " arg=$var[0]\n";
==================================================

【参考】
Windows+VMWareでLAMP環境を作る【その3】


Cで複数のシェルスクリプトに分けて、クーロンで各々実行した理由ですが
たくさんのPHPの実行を時間的に集中させたらサーバーのCPUが跳ね上がってしまったからでした。

Cの方法で処理を分散させてみたのですが、これで正しいかどうかはまだ疑問です。
まだまだ手探り状態です。。。
posted by be-style at 17:36| Comment(0) | Web
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