■環境
Unity2022.3.7f1
In App Purchasing4.9.4(Package Manager)
Android13の端末を使ってアプリ内課金のテストをしていたところ、
購入をキャンセルしたときにエラーが出ました。
-----------------------------------
Error Unity Exception: No such proxy method: UnityEngine.Purchasing.GooglePurchaseUpdatedListener.onPurchasesUpdated(UnityEngine.AndroidJavaObject,null)
-----------------------------------
他にも同じエラーで困っている人がいて、Unityの不具合っぽいです。
以下のバージョンから修正されるそうなので、待つしかないかー。
2021.3.31f1
2022.3.10f1
2023.1.13f1
2023.2.0b9
2023.3.0a1
参考:
https://forum.unity.com/threads/onpurchasefailed-is-not-called-unity-2022-3-5f1-iap4-9-3-android-platform.1463681/page-2
2023年09月14日
[Unity+Android] 実機でアプリ内課金(In App Purchasing)をキャンセルするとエラーが出る件
posted by be-style at 10:57| Comment(0)
| Unity
2022年09月24日
[Unity] Unity2022にバージョンアップしたらURPを更新しろと言われたときの対応
Unity2020→2022 にバージョンアップしてURP(Universal Render Pipeline)を使っているプロジェクトを開いたところ、Unity起動時に「使っているURPをアップグレードしろ」というメッセージが出た。
対処しないと、URPを使っているシェーダーの色がおかしくなっていた。
以前も似たことがあったので、同じ対応をしたら解決した。
■手順
・Projectウィンドウから、該当するURPファイルを見つけてWクリック(または、シングルクリック > Inspectorウィンドウ > Open Shader Editor)
・Shader Editorの左上メニュー「Save Asset」を押すと、上書きされる
これでシェーダーの色は正常に戻った。
対処しないと、URPを使っているシェーダーの色がおかしくなっていた。
以前も似たことがあったので、同じ対応をしたら解決した。
■手順
・Projectウィンドウから、該当するURPファイルを見つけてWクリック(または、シングルクリック > Inspectorウィンドウ > Open Shader Editor)
・Shader Editorの左上メニュー「Save Asset」を押すと、上書きされる
これでシェーダーの色は正常に戻った。
posted by be-style at 22:26| Comment(0)
| Unity
2022年09月20日
[Unity] In App Purchasing 4.4.1 にアップデートして出たエラー対応
Unityのパッケージ「In App Purchasing」をPackage Managerを使って、バージョン4.4.1にアップデートしたところ、ビルドエラーが出てしまいました。
その時の対応です。
------------------------------------
Library/PackageCache/com.unity.purchasing@4.4.1/Runtime/SecurityStub/AppleValidator.cs(53,16): error CS0433: The type 'AppleReceipt' exists in both 'Security, Version=1.0.7268.24073, Culture=neutral, PublicKeyToken=null' and 'UnityEngine.Purchasing.SecurityCore, Version=0.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=null'
------------------------------------
■対応
・Unityを終了
・Finderから、Unityプロジェクト/Library/PackageCache の中身をすべて削除
・Unityを起動
すると、別のエラーが出ました。
------------------------------------
Library/PackageCache/com.unity.purchasing@4.4.1/Runtime/SecurityStub/CrossPlatformValidator.cs(43,16): error CS0433: The type 'IPurchaseReceipt' exists in both 'Security, Version=1.0.7268.24073, Culture=neutral, PublicKeyToken=null' and 'UnityEngine.Purchasing.SecurityCore, Version=0.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=null'
------------------------------------
変数「Security」の宣言が重複してるのかな?
■対応
・Unityを終了
・Finderから、2つのディレクトリを削除
→Unityプロジェクト/Plugins > UnityChannel
→Unityプロジェクト/Plugins > UnityPurchasing
・Unityを起動し、Package Manager で「In App Purchasing」を remove -> install
※参考 : https://teratail.com/questions/167808
今度は、プログラムの内容についてのエラーが出た。
------------------------------------
error CS1061: 'IGooglePlayConfiguration' does not contain a definition for 'SetPublicKey' and no accessible extension method 'SetPublicKey' accepting a first argument of type 'IGooglePlayConfiguration' could be found (are you missing a using directive or an assembly reference?)
------------------------------------
■対応
・SetPublicKeyの箇所をコメントアウト。
(「In App Purchasing 2.2.0」から、SetPublicKeyは廃止になったらしい)
※参考 : https://forum.unity.com/threads/alternative-to-setpublickey.1092364/
これでビルドエラーが消えた。
後でテストしてみよう。
その時の対応です。
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Library/PackageCache/com.unity.purchasing@4.4.1/Runtime/SecurityStub/AppleValidator.cs(53,16): error CS0433: The type 'AppleReceipt' exists in both 'Security, Version=1.0.7268.24073, Culture=neutral, PublicKeyToken=null' and 'UnityEngine.Purchasing.SecurityCore, Version=0.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=null'
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■対応
・Unityを終了
・Finderから、Unityプロジェクト/Library/PackageCache の中身をすべて削除
・Unityを起動
すると、別のエラーが出ました。
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Library/PackageCache/com.unity.purchasing@4.4.1/Runtime/SecurityStub/CrossPlatformValidator.cs(43,16): error CS0433: The type 'IPurchaseReceipt' exists in both 'Security, Version=1.0.7268.24073, Culture=neutral, PublicKeyToken=null' and 'UnityEngine.Purchasing.SecurityCore, Version=0.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=null'
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変数「Security」の宣言が重複してるのかな?
■対応
・Unityを終了
・Finderから、2つのディレクトリを削除
→Unityプロジェクト/Plugins > UnityChannel
→Unityプロジェクト/Plugins > UnityPurchasing
・Unityを起動し、Package Manager で「In App Purchasing」を remove -> install
※参考 : https://teratail.com/questions/167808
今度は、プログラムの内容についてのエラーが出た。
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error CS1061: 'IGooglePlayConfiguration' does not contain a definition for 'SetPublicKey' and no accessible extension method 'SetPublicKey' accepting a first argument of type 'IGooglePlayConfiguration' could be found (are you missing a using directive or an assembly reference?)
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■対応
・SetPublicKeyの箇所をコメントアウト。
(「In App Purchasing 2.2.0」から、SetPublicKeyは廃止になったらしい)
※参考 : https://forum.unity.com/threads/alternative-to-setpublickey.1092364/
これでビルドエラーが消えた。
後でテストしてみよう。
posted by be-style at 17:00| Comment(0)
| Unity
2022年06月12日
[Unity] Visual Studio Code でアウトラインが表示されなくなったときの対処
Unityで使っているVisual Studio Code(以下、VSC)で、突然アウトラインが表示されなくなりました。
VSC本体や拡張機能を消したり再インストールしてみたものの解決せず、
困っていたら、VSCを終了&再起動したら解決しました(何だこれ)。
※以下、macでの操作となります
@Unityを起動して、Projectウィンドウ内の適当なスクリプトファイル(C#とか)を
ダブルクリックして、VSCを開く。
Aアウトラインを見ると、「ドキュメント'xxxx.cs'にシンボルが見つかりません」と
なっている(これを解決したい!)
BVSCの画面がアクティブになっている状態で、
[command] + q
を押して、VSCを終了させる。
※画面左上の×ボタンや、DockのVSCのアイコンを右クリックからの終了ではダメ
C再び、UnityのProjectウィンドウ内のスクリプトファイルをダブルクリックして、
VSCを起動させる。
DVSCの画面下の「出力(output)」画面で色々コマンドが実行されているのに気づく。
EDのコマンドが一通り終わると、アウトラインが表示される↓
参考(VSCをキーボードで終了させることを知った):
https://zenn.dev/leaf/articles/ee0b7b796b9036
キーボード操作でVSCを終了させないとダメだった理由がわかりません。
理由はわからないけど、問題に対処できたので残しておきます。
参考になる人は少ないかもしれませんが、こういう方法もあるということで。
VSC本体や拡張機能を消したり再インストールしてみたものの解決せず、
困っていたら、VSCを終了&再起動したら解決しました(何だこれ)。
※以下、macでの操作となります
@Unityを起動して、Projectウィンドウ内の適当なスクリプトファイル(C#とか)を
ダブルクリックして、VSCを開く。
Aアウトラインを見ると、「ドキュメント'xxxx.cs'にシンボルが見つかりません」と
なっている(これを解決したい!)
BVSCの画面がアクティブになっている状態で、
[command] + q
を押して、VSCを終了させる。
※画面左上の×ボタンや、DockのVSCのアイコンを右クリックからの終了ではダメ
C再び、UnityのProjectウィンドウ内のスクリプトファイルをダブルクリックして、
VSCを起動させる。
DVSCの画面下の「出力(output)」画面で色々コマンドが実行されているのに気づく。
EDのコマンドが一通り終わると、アウトラインが表示される↓
参考(VSCをキーボードで終了させることを知った):
https://zenn.dev/leaf/articles/ee0b7b796b9036
キーボード操作でVSCを終了させないとダメだった理由がわかりません。
理由はわからないけど、問題に対処できたので残しておきます。
参考になる人は少ないかもしれませんが、こういう方法もあるということで。
posted by be-style at 01:40| Comment(0)
| Unity
2021年11月18日
[Unity] AWSの最新版SDKはUnityプラグインではなく、.NETだった件
前回の記事で、iOS用のAWSのSDKの最新版はCocoaPodsを利用することで使用できました。
でも、Unity用のAWSのSDKについては、そう簡単にはいきませんでした。
Unity用パッケージではなく、.NETで公開されている方が最新版だとわかったのです。
結論としては対応できたのですが、その過程がめっちゃ苦労したのでメモとして残しておきます。
■ 概要
@ AWS SDKの最新版は .NET。Unity用プラグイン(.unitypackage)の更新は既に終了している
A DLLは複数あるけど、.NET Standard 2.0版 を使用する(たぶん)
B SDKの圧縮ファイル(.nupkg)は、MacではWクリックでは解凍できない
C メソッド定義が重複するので、新旧のDLLは共存させない
D メソッドが非同期用になっていたので、Taskで対応
きっかけは、数消しパズル(Android版)の更新に着手した時でした。
iOS版がスムーズに作業できたので、Android版もそうだろうと思っていたら、ビルドエラーが出ました↓
Error Unity ArgumentException: Object of type 'System.Object[]' cannot be converted to type 'UnityEngine.AndroidJavaObject[]'.
2021/11/17 21:45:48.606 23782 23813 Error Unity at System.RuntimeType.CheckValue (System.Object value, System.Reflection.Binder binder, System.Globalization.CultureInfo culture, System.Reflection.BindingFlags invokeAttr) [0x00000] in <00000000000000000000000000000000>:0
...
調べてみると、Unity2019からAndroidで動作しないという声があったようです。
AWS SDK for Unity を利用したアプリがAndroid上で動作しない【Unity 2019 2.11f1】:
https://qiita.com/kosuke1113/items/904df92d444804d496c3
AWS SDKをUnity(2018.1以降)で使う:
https://qiita.com/nshinya/items/0a71d4658e7f4a650844
ではどこから最新版のSDKをダウンロードしようというと、NuGetという所から落とせるらしい。
Obtaining assemblies for the AWS SDK for .NET:
https://docs.aws.amazon.com/sdk-for-net/v3/developer-guide/net-dg-obtain-assemblies.html
上記ページにある「aws-sdk-netstandard2.0.zip」のリンクからZipファイルを落とします。
(他にも、aws-sdk-net45.zip、aws-sdk-net35.zip があるけど試していません)
.NET Standard 2.0を選んだのは、
Unity > Project Settings > Player > Configuration(Android) > API Compatibility Level = .NET 4.x
としているので、下位互換性のあるStandard 2.0を選んだ方が無難だと思ったから。
あと、DLLを直接ダウンロードする方法も紹介されていました↓
Unity のサポートに関する特別な考慮事項:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/sdk-for-net/v3/developer-guide/unity-special.html
先ほどのZipファイルを解凍すると、AWSのSDKがすべて入っているので、必要なDLLだけをUnityプロジェクトにコピーして使用します。
■使用するサービス
・Cognito (ユーザー認証)
・DynamoDB (サーバーレス key-value NoSQL)
■必要なDLL
使いたいサービスに直結するDLL
・AWSSDK.CognitoIdentity.dll
・AWSSDK.CognitoSync.dll
・AWSSDK.DynamoDBv2.dll
上記3点を使用する際に必要とされるDLL
・AWSSDK.Core.dll
・AWSSDK.SecurityToken.dll
・Microsoft.Bcl.AsyncInterfaces.dll
・System.Runtime.CompilerServices.Unsafe.dll
・System.Threading.Tasks.Extensions.dll
なぜ2サービスだけなのにDLLがこんなに必要かというと、依存関係があるから。
例を挙げると、AWSSDK.CognitoIdentityを使用したい場合、AWSSDK.CoreとAWSSDK.SecurityTokenが必要になります。
https://www.nuget.org/packages/AWSSDK.CognitoIdentity/
より、
こんな感じで、必要とされるDLLを調べます。
NuGetで依存関係を確認する方法↓
例)AWSSDK.Coreの場合:
https://www.nuget.org/packages/AWSSDK.Core/
各DLLの依存関係一覧:
https://github.com/aws/aws-sdk-net/blob/master/generator/ServiceModels/_sdk-versions.json
後で気づいたけど、どのDLLも@でダウンロードしたZipファイルに格納されていました。
後述で、NuGetから直接ダウンロードしていますが、その作業は不要でした。
でも勉強のため、残しておきます。
上記で挙げたNuGetページの右側に「Download package」というリンクがあります。そこからDLLを直接ダウンロードすることができますが、圧縮されて「.nupkg」という拡張子になっていています。
調べてみると、この拡張子を「.zip」に書き換えて解凍できるとありましたが、Macを使っている自分の場合は解凍できませんでした。
解凍できた方法は2つ。
@ 「.nupkg」はそのままで、右クリック > このアプリケーションで開く > アーカイブユーティリティ.app
A 上記の方法を試したら「.nupkg」と「.cpgz」に交互に変わるだけで解凍されない場合は、ターミナルから「unzip」コマンドを使って解凍
Macでzipファイルを解凍するとcpgzファイルが生成されてしまう時の対処法:
https://3daysam.com/post-301/
これでDLLが揃ったので、Unityプロジェクトに適当なディレクトリを作ってそこに入れます。
ただし、既に入っている古い方のDLLと競合するので、古い方はUnityプロジェクトから外しておきます(念のため、削除せずに残しておきます)
dynamoDBから1項目を取得するコマンドに「GetItem」がありますが、SDKを最新版にしたところ、そのメソッドがなくなり、「GetItemAsync」になっていました。
これにより、GetItemは非同期処理になったようで、Taskを使う必要が出てきました。
これまでUnityでTaskを使ったことがなかったので勉強しました↓
【Unity】【C#】Unityでasync/await、Task入門!非同期処理をスマートに書く:
https://light11.hatenadiary.com/entry/2019/03/05/221311
DBクライアントの取得などは割愛して、項目を取得する部分だけを抜粋するとこんな感じ。
SDKが新しくなって、プログラムで修正が必要になった箇所は上記のようなテーブルにアクセスする箇所だけだった。
Cognitoを使って認証するところや、DBに接続する準備の処理はこれまで通りだった。
色々調べたけど、同期のままのメソッド例が多く、サンプル通り動かないものもあり、非同期のメソッドを使ってデータを取得する方法を見つけるまでに苦労しました。
今回のが良い方法かはわかりませんが、誰かの助けになれば幸いです。
でも、Unity用のAWSのSDKについては、そう簡単にはいきませんでした。
Unity用パッケージではなく、.NETで公開されている方が最新版だとわかったのです。
結論としては対応できたのですが、その過程がめっちゃ苦労したのでメモとして残しておきます。
■ 概要
@ AWS SDKの最新版は .NET。Unity用プラグイン(.unitypackage)の更新は既に終了している
A DLLは複数あるけど、.NET Standard 2.0版 を使用する(たぶん)
B SDKの圧縮ファイル(.nupkg)は、MacではWクリックでは解凍できない
C メソッド定義が重複するので、新旧のDLLは共存させない
D メソッドが非同期用になっていたので、Taskで対応
@ AWS SDKの最新版は .NET。Unity用プラグイン(.unitypackage)の更新は既に終了している
きっかけは、数消しパズル(Android版)の更新に着手した時でした。
iOS版がスムーズに作業できたので、Android版もそうだろうと思っていたら、ビルドエラーが出ました↓
Error Unity ArgumentException: Object of type 'System.Object[]' cannot be converted to type 'UnityEngine.AndroidJavaObject[]'.
2021/11/17 21:45:48.606 23782 23813 Error Unity at System.RuntimeType.CheckValue (System.Object value, System.Reflection.Binder binder, System.Globalization.CultureInfo culture, System.Reflection.BindingFlags invokeAttr) [0x00000] in <00000000000000000000000000000000>:0
...
調べてみると、Unity2019からAndroidで動作しないという声があったようです。
AWS SDK for Unity を利用したアプリがAndroid上で動作しない【Unity 2019 2.11f1】:
https://qiita.com/kosuke1113/items/904df92d444804d496c3
AWS SDKをUnity(2018.1以降)で使う:
https://qiita.com/nshinya/items/0a71d4658e7f4a650844
ではどこから最新版のSDKをダウンロードしようというと、NuGetという所から落とせるらしい。
Obtaining assemblies for the AWS SDK for .NET:
https://docs.aws.amazon.com/sdk-for-net/v3/developer-guide/net-dg-obtain-assemblies.html
上記ページにある「aws-sdk-netstandard2.0.zip」のリンクからZipファイルを落とします。
(他にも、aws-sdk-net45.zip、aws-sdk-net35.zip があるけど試していません)
A DLLは複数あるけど、.NET Standard 2.0版 を使用する(たぶん)
.NET Standard 2.0を選んだのは、
Unity > Project Settings > Player > Configuration(Android) > API Compatibility Level = .NET 4.x
としているので、下位互換性のあるStandard 2.0を選んだ方が無難だと思ったから。
あと、DLLを直接ダウンロードする方法も紹介されていました↓
Unity のサポートに関する特別な考慮事項:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/sdk-for-net/v3/developer-guide/unity-special.html
先ほどのZipファイルを解凍すると、AWSのSDKがすべて入っているので、必要なDLLだけをUnityプロジェクトにコピーして使用します。
■使用するサービス
・Cognito (ユーザー認証)
・DynamoDB (サーバーレス key-value NoSQL)
■必要なDLL
使いたいサービスに直結するDLL
・AWSSDK.CognitoIdentity.dll
・AWSSDK.CognitoSync.dll
・AWSSDK.DynamoDBv2.dll
上記3点を使用する際に必要とされるDLL
・AWSSDK.Core.dll
・AWSSDK.SecurityToken.dll
・Microsoft.Bcl.AsyncInterfaces.dll
・System.Runtime.CompilerServices.Unsafe.dll
・System.Threading.Tasks.Extensions.dll
なぜ2サービスだけなのにDLLがこんなに必要かというと、依存関係があるから。
例を挙げると、AWSSDK.CognitoIdentityを使用したい場合、AWSSDK.CoreとAWSSDK.SecurityTokenが必要になります。
https://www.nuget.org/packages/AWSSDK.CognitoIdentity/
より、
こんな感じで、必要とされるDLLを調べます。
NuGetで依存関係を確認する方法↓
例)AWSSDK.Coreの場合:
https://www.nuget.org/packages/AWSSDK.Core/
各DLLの依存関係一覧:
https://github.com/aws/aws-sdk-net/blob/master/generator/ServiceModels/_sdk-versions.json
後で気づいたけど、どのDLLも@でダウンロードしたZipファイルに格納されていました。
後述で、NuGetから直接ダウンロードしていますが、その作業は不要でした。
でも勉強のため、残しておきます。
B SDKの圧縮ファイル(.nupkg)は、MacではWクリックでは解凍できない
上記で挙げたNuGetページの右側に「Download package」というリンクがあります。そこからDLLを直接ダウンロードすることができますが、圧縮されて「.nupkg」という拡張子になっていています。
調べてみると、この拡張子を「.zip」に書き換えて解凍できるとありましたが、Macを使っている自分の場合は解凍できませんでした。
解凍できた方法は2つ。
@ 「.nupkg」はそのままで、右クリック > このアプリケーションで開く > アーカイブユーティリティ.app
A 上記の方法を試したら「.nupkg」と「.cpgz」に交互に変わるだけで解凍されない場合は、ターミナルから「unzip」コマンドを使って解凍
Macでzipファイルを解凍するとcpgzファイルが生成されてしまう時の対処法:
https://3daysam.com/post-301/
C メソッド定義が重複するので、新旧のDLLは共存させない
これでDLLが揃ったので、Unityプロジェクトに適当なディレクトリを作ってそこに入れます。
ただし、既に入っている古い方のDLLと競合するので、古い方はUnityプロジェクトから外しておきます(念のため、削除せずに残しておきます)
D メソッドが非同期用になっていたので、Taskで対応
dynamoDBから1項目を取得するコマンドに「GetItem」がありますが、SDKを最新版にしたところ、そのメソッドがなくなり、「GetItemAsync」になっていました。
これにより、GetItemは非同期処理になったようで、Taskを使う必要が出てきました。
これまでUnityでTaskを使ったことがなかったので勉強しました↓
【Unity】【C#】Unityでasync/await、Task入門!非同期処理をスマートに書く:
https://light11.hatenadiary.com/entry/2019/03/05/221311
DBクライアントの取得などは割愛して、項目を取得する部分だけを抜粋するとこんな感じ。
public void Hogehoge()
{
// 戻り値は使わないけど、こう書くのが習わしらしい
var doc = GetData();
// こちら側でdocからデータを得ようとするとフリーズするので注意。非同期メソッドの中でデータを取得すること。
}
async Task<Document> GetData()
{
Table table = Table.LoadTable(_ddbClient, "[テーブル名]");
var doc = await table.GetItemAsync("[該当するキー]");
Debug.Log(doc["q"]); // <----- 目的の項目のデータが取れた!!
return doc;
}
// テーブル定義
[DynamoDBTable("[テーブル名]")]
public class MyTable
{
[DynamoDBHashKey] // ハッシュキー
public string key { get; set; }
[DynamoDBProperty] // 属性
public string q { get; set; }
}
SDKが新しくなって、プログラムで修正が必要になった箇所は上記のようなテーブルにアクセスする箇所だけだった。
Cognitoを使って認証するところや、DBに接続する準備の処理はこれまで通りだった。
色々調べたけど、同期のままのメソッド例が多く、サンプル通り動かないものもあり、非同期のメソッドを使ってデータを取得する方法を見つけるまでに苦労しました。
今回のが良い方法かはわかりませんが、誰かの助けになれば幸いです。
posted by be-style at 23:17| Comment(0)
| Unity